2013年最後のビッグニュース

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本日で2013年も終わります。2013年という年は円安がすすみ、輸入品の価格が高騰したためあらゆるブランドが、価格改正を余儀なくされた年と言えます。

おそらく、2014年以降はムーブメントの供給問題でさらなる値上げが予想できる年になると個人的に予想しています。(外れると消費者としては嬉しい限りなんですが)

2013年12月29日、あるニュースが配信され驚きました。

何と、スイスにあるスウォッチ・グループのムーブメント工場が火災で甚大な被害を受けている、というニュースです。

スウォッチ・グループのムーブメントといえば、世界で最もムーブメントの供給を行っているETA社の工場です。同じグループ内である、オメガなど有名ブランドへの供給はもちろんのこと、当店でもお客様から人気の高いティソなど数多くのブランドへムーブメントを供給しているのです。

現在はグループ内だけではなく、グループ外のブランドへもムーブメントを供給しているのですが、2010年に供給を停止すると発表してから徐々に供給は減っており、2015年には供給の義務が解消されると言われています。

今回の火事では、部品にサビ防止用の亜鉛を処理する工場が全焼したと言われており、外の工場からの部品供給で対応は可能と発表されておりますが、生産面では調整が必要なので、今までより生産数が減少することが想定できます。

時計の最大の敵はサビで、どんなにいい時計でも内部がサビてしまってはガラクタほど価値は下がってしまいます。それほどサビは時計の天敵なのです。

そのサビを防止する加工はムーブメントに必要不可欠なので、生産面にかなり影響が出ると思われます。

この影響はスウォッチ・グループ内部だけでは収まらないと思われます。なぜなら、ムーブメントの生産が減少するのであれば、グループ外への供給が減少する可能性が高いからです。という事は、ETA社のムーブメントを採用しているブランドへ影響が出ると思われます。

供給がされなければ、もちろん時計は生産できません。個人的な想像ですが、この場合ブランドとしてはETA社から供給されるのを待つか、いっその事セリタ社のようなパーツが適合するムーブメントを採用するかの選択に迫られると思われます。

でもこれは今回の火事だけの問題ではなく、おいおい訪れるであろう、供給ストップが少し早くきてしまったともとれます。

2014年はいろんなブランドがどう動くか、目が離せません。

スウォッチ・グループ内部でも、ここ数年オリジナルムーブメントの開発に力を入れており、ティソのパワーマティック80や2013年話題を呼んだCal,2825など個性あるムーブメントの生産にどれだけ影響が出るのか、正念場と思われます。

スイスは国内で生産される時計の90%以上が輸出されており、このうちスウォッチ・グループは多く含まれています。

時計の数が足らなくなると、日本の輸入代理店から海外へ引き上げされる可能性もありますので、欲しいモデルがある場合は今のうちに手に入れておくことが間違いないでしょう。

2014年も時計業界は賑やかになりそうです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。

バイヤー:合田圭四郎

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