自分に合わせて時計を選ぶ

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時計と服装を合わせるのには、明確な決まりはありません。組み合わせはオーナーのセンスとなります。あとはそれを見る人が、似合ってるに合ってないと各々に感じます。

時計を選ぶとき、多くの人は時計本体のみを見ます。自分の好みを追求するので、似合う似合わないではなく、こだわって好きなモデルを探します。
似合うモデルを探したい場合、客観的に自分自身を見ることができれば最適なモデルを選びやすいですが、なかなかそううまくはいきません。

サイズ一つをとっても、すごく小柄な人に懐中時計ほどもある大きな時計は浮いて見えてしまいます。逆に、大柄な人がレディースウォッチのようなシャープな時計を着用するといくら高級なものでもチープに見えたります。

時計に体型を合わせるのは大変ですが、体型に時計を合わせるのはとても簡単です。

現代はメンズサイズの時計を女性が着用しても違和感がなく、より選択肢は広がっています。その分、実際着用していく中で違和感をおぼえる、というケースも少なくありません。

靴を選ぶとき、大きさは足に合わせて選びます。長さだけでなく、幅もちゃんと合うものを選べばかなりアバウトにしない限り間違いないものを選ぶことができます。
しかし、時計は店頭にて自分の手に合わせてみない限りサイズがあっているのか、見た目は似合っているのかはわかりません。
しかも、オーナーから見えるのは着用している腕と時計のみとなります。

せっかく購入したのにあまりにも大きさが不釣り合い、似合わないではせっかくの時計が台無しです。

自分の経験としては、まだこの仕事をする前、オメガのスピードマスター自動巻き シューマッハモデル(イエロー)が欲しくてたまらない時期がありました。

実物を見る機会があり、見つけた時点で購入しようとしましたが、実際腕に装着し鏡を見ると想像していたよりも小さい事に気づいたのです。

購入するつもりが、どうしても腕にマッチしていない違和感が頭から離れず、このまま購入しても不満が募るのではないかと思ったのです。
決め手は、そのお店に全身を映し出す鏡があったので、時計を着用し鏡に写った姿を見た時でした。ちなみにそのスピードマスター自動巻きは39mmであったので、痩せ型か中肉中背であれば似合っていたのかもしれません。

しかし自分には似合わないと思った瞬間から購入意欲が萎えてしまったのを今でもおぼえています。

日々時計を見ていると、ある程度知識が豊富になってくるので、往年の名機など興味が湧いてきます。実物を見るとより素晴らしさを実感できるのですが、いざ腕に合わせてみると全然似合わない、という事はよくあります。

もし実物を手にとって見ることができない場合は、時計のスペックを確認しサイズを調べ、できるだけ近いサイズのものを腕に合わせてみることで少しでも近い感覚を得ることができます。

バイヤー:合田圭四郎

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