パーペチュアルカレンダー

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日常使いの時計に欠かせない機能の一つがカレンダーとなります。
デイト(日付)表示、デイ(曜日)表示など複数ありますが、目的は暦(こよみ)を表示することに変わりありません。

多くの機械式時計は、基本的に40時間ほど放置すると時計が止まってしまいます。
再度動かす場合、時刻と同時に合わせなければならないのがカレンダーとなります。
もちろん、時間だけを見るのであればカレンダーを直さずとも動きますが、せっかくカレンダーを表示してくれているのに使わないのは宝の持ち腐れとなります。

カレンダーの中でもすごい機能として、とくパーペチュアルカレンダーを耳にします。
パーペチュアルは永遠という意味です。
日本語に訳すと、永久カレンダーです。永久というといつまでもというイメージですが、実は上限があります。

だいたいどのブランドをみても2100年頃まで設定されています。確かめたくても、西暦2100年を迎える頃には自分自身がこの世にいないので確認することはできません。

仮に2100年より長く設定されていても、子孫など後世に頼んでないと確認することはできないのです。つまり、現在ではすごいカレンダー機能でも、2100年以降は通常のカレンダー時計と同じになるのです。

パーペチュアルカレンダーのすごいところは、閏(うるう)年まできちんとプログラミングされていることです。通常365日である1年に1日多くなる閏年でも、しっかりと内部が理解しているので間違うことはありません。もし仮に間違っている場合は、日付の設定自体が間違っていると思われます。

ただ、機械式時計の場合メンテナンスもせずに永久に動かせるわけがないので、結局は毎日着用し続けていても、数年に一度は分解掃除をする必要があるのです。
クォーツ式時計に関しても同様で、もちろん電池が切れてしまうと交換しない限り動きませんし、機械式時計ほどではないけど数年に一度メンテナンスをする必要があるのです。

国産の時計を見ると、電波時計でありながらソーラーで充電などハイスペックですが、メンテナンスしなくていいわけではないので結局は永久には動き続けません。

こう書いているとパーペチュアルカレンダーを否定してしまっているようですがそうではありません。
メンテナンス時以外はカレンダーが狂わない、すごい機能なのです。

通常のカレンダーであれば、2、4、6、9、11月のように31日までない月はわざわざ設定しないと日付を合わせることができませんが、パーペチュアルカレンダーは何も気にせず使うことができるのです。

ティソのトラディショナル パーペチュアルカレンダーは月、曜日、日付とすぐに確認できる便利な機能なのです。

バイヤー:合田圭四郎

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