創業160周年、ティソの新しいムーブメント

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1853年に誕生したスイスブランドのティソは、160周年の長い歴史の中で、数々の名作時計を開発しています。ロシア皇帝の懐中時計や、時計本体が湾曲したバナナウォッチと呼ばれるモデル、石でできたユニークなロックウォッチ、世界で初めてタッチパネルを時計に採用したT-Touchシリーズなど書き出すだけでもきりがありません。

日本ではまだまだ、誰でも知っているナショナルブランドというわけではありませんが、海外では空港の免税店を始め、街中でもこのビランドを見かけることは結構多いです。

ティソの特徴はその幅広いラインアップなのですが、下は1万円台、上は金無垢で数十万円するほど幅広い価格帯の時計があります。

2012年にリリースしたモデルでは、10万円を少しはみ出た価格で、スイスで最も厳しいといわれる基準、C.O.S.Cクロノメーターをクリアした時計を創り出しています。

クロノメーターはとても厳しい基準なので、コストを抑えて製造した時計がクリアすることはなかなか難しく、時計の本場であるスイスでも国内で生産される時計の、わずか5%しかクリアすることができないと言われています。

そんな厳しい基準をクリアできるティソの技術はとても高く、世界中で評価刺されているのが理解できます。

そんなティソが、160周年を記念する年に開発したムーブメントが、パワーマティック80というモデル。

通常、機械式自動巻きムーブメントは、ゼンマイを満タンに巻いた状態から、約40時間動き続けるのですが、今回リリースされたパワーマティックは、なんとその倍もある80時間という長い時間動き続けます。

通常、平日の仕事日のみ時計を着け、週末は時計をつけていないとすると金曜日の夜から時計を外し、月曜日の朝時計を着用するまで48時間以上空いてしまうことになり、通常のムーブメントであれば止まってしまいます。
しかし、このパワーマティックは80時間稼働するので、48時間は余裕でクリアしており、満タンの状態から丸3日放っておいても動きます。

160周年を記念する年に誕生した、このパワーマティックのムーブメントは、これだけ長時間放置しても動き続けるハイスペックでありながら、なんとクロノメーターをクリアしているモデルまでリリースされています。

それでいてリーズナブルな価格設定なのがティソのいいところ。世界中で人気なのもうなずけます。

バイヤー:合田圭四郎

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