悩みましたが、今年もスイス バーゼルワールドに行ってきます。

ご覧いただきありがとうございます。

株式会社 正美堂 代表取締役 川村 文乃です。
http://www.syohbido.co.jp/

世界時計見本市バーゼルワールド、正美堂は日本の時計すきなお客様にいち早く「正確」で「世界」の「時計」を、日本にまだまだ面白い時計があることを伝えていきたいという思いで毎年行っています。

飛行機のチケットやスイスでのホテルなど予約したのは2010年10月ごろ。


そのころは当たり前なのですが、戦後最大の危機と言われている地震や津波が日本を襲うとは思っていませんでした。

特に大きな被害にお住まいの地域のお客様一人ひとりにメールやお電話をさせていただいたところ、無事というご連絡いただいたお客様の中にテレビなどのマスコミでは全く伝わっていないことが書かれていました。


犯罪、余震、物資が届かないなど、とてもつらい内容でした。

もちろん、被害にあわれた方が一番つらい思いをされています。重々わかっています。

そう思うと私は何をすればいろいろな方が救われるのだろうと考えていました。

そのお客様とは今もメールのやりとりをしているのですが、日がたつごとによくなるどころか、現状はつらいものです。

正美堂全スタッフは、早く届けてほしいという願いを込め募金をしています。

2011年今回のバーゼルワールド。
http://www.baselworld.com

キャンセルをしようかどうか悩みました。日本がこんな状態なのに私は時計の情報を得るためスイスに行くことが許されるのかと。

ずっとずっと悩みました。

しかし「無事」とのご連絡いただいたお客様のメールを見返していて、やっぱり今年も行こうと決めました。


被害にあい大変なのに、正美堂へ返答してくれたメールの中に、「正美堂で買った時計が被害にあったときも正確に時を刻んでいた」「妻が今ナースウォッチをもって被災者援助のため活躍している」「携帯の充電が切れた後も時間が進んでいるのを見ると生きている実感がありうれしかった」などいただき、大泣きしてしまいました。

つらい被害にあったお客様が、つらい思い、しんどい思いをしているのに、心があたたかい。

私は思いました。「今まで以上に、これからの日本に必要で必需品で心から喜ばれる時計を取り扱うお店になろう」。


行くことをやめるのではなく日本には足りない、日本にはない人の心を暖かくし、喜ばれ、いざという時に必要な時計を探して日本へ伝える。


募金だけじゃなく、復旧にむかい日本が今まで以上に強くなるため、今無事でいる私は仕事をする。そして日本のお客様に、もつ喜びを知ってもらう。それが今私ができる使命だと思いました。

そして長い時間が必要かもしれませんが、被害に合われた方々が少しずつ復旧してきたときに、インターネットを見て日本が元気で笑顔になってもらえるように・・・。

長々と申し訳ございません。2011年、正美堂は今まで以上に使命に燃えています。時計好きな皆様に、少しでも笑顔になってもらえるよう頑張ります。

現地ではいち早く、正確で、日本にはまだまだ知られていない、心を突く時計をさがしブログにUPしていきます。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

株式会社 正美堂 代表取締役 川村 文乃

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