アナログの可能性を広げるオリスの実力

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時計の本場であるスイスでも数少ない、機械式時計のみにこだわり続ける本格派ブランドであるオリス。2014年は創業110周年にあたり、久しぶりのオリジナルムーブメントであるキャリバー110を製作するなど、節目の年にふさわしいモデルが排出されています。

2013年に世界初のアナログ水深計を搭載したダイバーズウォッチ、デプスゲージは時計専門誌でも多方面から好評化を得たモデルで、アナログ時計の魅力をまたひとつ引き出したと言えます。

次はどんなアナログ時計を開発するのかと期待していたら、予想を超えた高機能なアナログ時計を開発してくれました。

前回はダイバーズウォッチでしたが、今回はパイロットウォッチ。何と高度計であるアルティメーターをアナログで計測できるのです。よく見ると、内部の文字盤部分のみが浮いている感じで文字盤とインナーベゼルの間の部分が可動し目盛を表示する仕組みになっています。

実はこのモデル、バーゼルワールドでは発表されていなかったらしく、輸入代理店の担当者があるとき突然スイスに呼び出され、実際に飛行機に乗り高度計の正確さを確かめたらしいのです。それほどオリスにとって自信作であるとうかがえます。

デジタルの時計では高度計はそんなに珍しいものではなく、また現代はスマートフォンのアプリなど、便利なものが大変多く存在します。しかし、これらは全て電池という動力源が無くなってしまうと使用できません。

今回発表されたビッグクラウンプロパイロット アルティメーターはシリーズこそパイロットウォッチとなっていますが、登山用の時計として使えます。使いたい時に電池切れになってしまっている心配がないので、安心して携帯することができる時計です。

クォーツモデルは一切創らず、機械式時計にこだわり続けるオリスが2014年に発表した、新たな世界初のアナログウォッチ。次はどんな世界初アナログ時計が誕生するのか、今後も楽しみなブランドです。

バイヤー:合田圭四郎

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