
スントの誕生は1936年。トーマス・ヴォホロネンの溶液充填コンパス発明に始まります。
平らな地が氷と雪と深い森で覆われているフィンランドにあって、第二次世界大戦中の軍隊が所在地を把握するためには欠かせないものでした。
「計測」はそれ以降、70年の成長をずっと支えてきているのです。そして運に任せざるを得なかった部分を、人々が環境に合わせて自分で管理できるものにしているのです。スントのコンパスは、林業、鉱業、測量などの正確な計測のために使用される精密機器の最大メーカーに成長しました。
水の中へ、陸に上がって
60年代まで、ダイバーは水中にありながら手首に巻きつけたコンパスで位置の割り出しをしていました。
でも実際のところ、水中では平面ではなく立体で割り出し操作する必要があります。そこで70年代、スントは最初のダイビング機器を発表しました。方角と同時に深さを割り出せるものです。
80年代、コンピューターの登場によって新しいデジタル世界が動きだします。そしてスントの最初のダイブコンピューターが開発されます。水圧、水温を測定して安全なダイビングを提供できるようになりました。
これらはそれまで必要とせざるを得なかった。運や表に代わる役割を果たしたのです。
ダイビングの事故が劇的に減少したのはこの発明がそのまま影響しています。そしてスント社はこの分野で今日世界的な先駆者となっています。
90年代、スントは水の中から原点である陸へ戻ります。スントヴェクターと呼ばれる高度、天候変化、気温、時間、方角などの情報を可能にした腕時計サイズの機器が電子工学の進歩によって可能になりました。
健康とレクリエーション
10年の進化の中で心拍数を知ることも可能になりました。
初めてハイカーが周囲の環境状況についてを知ると同時に自分の体内の状況もわかるようになったのです。
今ではハイカーをはじめ、アドベンチャーレーサー、マウンテンバイカー、軍人、その他多くの人々が運ではなくてスントに頼って好成績を残しています。
新しい世紀を迎え、スントは山を出て、いろいろなところに登場するようになりました。ゴルフコース、ヨット、都市、そして日常でも少し環境を管理できたらと思っている人々のところへ。今ではあらゆることを計測しながら、手首に情報をどんどんお届けしていきます。
加速、回転、位置、衝撃、方位、速度、これら全てが今では測定の割り出しができるようになりました。

2004年に登場のスントn3は、直接手首で情報が受けられるものです。約束の予定をチェック、メッセージやニュースフラッシュを受信、自動タイムゾーン調整でどこでも正確な時間が分かります。春に登場のスントt6は体調を伝えてくれます。トレーニングの計画を立てたりトレーニングでの効果がどれほどかを把握する助けにもなります。
心拍数やカロリー消費を伝えるだけではなく、7つの主要な体内機能を計測することで詳しい運動状況の分析をし、トレーニング結果を表示するのです。
オリンピツク選手ともなると自分の生活そのもの(時間もエネルギーも神経も)をスポーツに捧げています。そんな中で競技で運に願いをかけようとか、ましてや運にかけなくてはならないなんてことは彼らにとってはもってのほか。
トーマス・ヴォホロネンは今日の技術の進歩と方向性など、想像もしていなかったことでしょう。それでも彼は1936年当時も今も変わらない大切なあることをしっかりと自覚していました。そうです、自分がどこを目指しているのかを把握していることが肝心であるということです。